B級品 ソルフェジオ

プロパノータ wrote

各周波数が厳密に決められているソルフェジオ音階。

 

在庫品全てをB級品として販売させていただきます。

定価¥28,000 ⇒ ¥20,000 ( 税込み / 送料別 )

 

完成時にはその数値にピッタリと合わせています。しかしこの周波数は永遠ではありません。

今回のソルフェジオは年明け頃に製作していたものです。

その後は梱包して保管していましたので、ほとんど叩いておりません。

ですが、平均して音が1~2ヘルツ低くなっていました(変わっていない音ももちろんあります)。

 

音は気温などにも影響を受けて変わってしまいますが、この変化は気温が原因とは言えないでしょう。

何故なら、気温が高くなれば音も高くなるからです。

 

この構造の楽器はいずれは音板の根元が金属疲労を起こし音が低くなる可能性があります。

一気に下がるわけではなく徐々に下がるわけですが、結果的にそれがいつになるのかは叩き方の問題です。

下がらないかもしれません。

 

特に丸く2重の音板になっているものは根元部分が、四角いタイプよりも面積的に狭いので低くなる可能性はそれだけ高いと思っていました。ですので2重部分の音板は末広がりにして面積を少しでも大きく取っています。

 

しかし、今回のソルフェジオでは音が一重のものも下がっていました。

 

恐らくいま最も叩いているのは藤枝のプロパンレディスの皆さんだと思います。音が2重になった「P15」「P13」を使用しています。

毎週一回の練習をもう5年以上は続けています(みんなほぼお隣さんですからね)。

去年の夏、藤枝滞在中に音をチェックした時、数ヘルツ下がっている音が幾つかありました。

気心知れた方々ですので、簡易的な修復で了解していただきました。

 

レディスの皆さんは70代以上の高齢で、全員が優しくなでるように叩けているとは言えません。

その点は運動調整能力の問題で仕方がない部分もあります。

 

僕はイベントにサンプルとして持ち出すプロパノータは決めています

(いずれイベント用のプロパノータはB級品として放出されるでしょう)。

 

子供たちが好きなように叩きまくるので「うわぁ・・」と内心思うことも多々あります。

後から音をチェックしますが今のところは狂いはありません。

 

過去に一度だけ修理の依頼を受けたことがあります。

とあるガス会社保有のもの(P6)で、やはりイベントなどで子供たちに叩いてもらっていたようです。

その時は一音だけボッコリと凹んでいました。音もだいぶ下がっていました。そこまで凹めば下がるのは当然ですね。

 

弦楽器のようにチューニングが変えられるものとは違い、音を戻すにはそれ相応の手間がかかります(溶接~削り~チューニング~塗装)。

 

仮にお客様のお手元に届いた時点では「528ヘルツ」でも一年後どうであるかはわかりません。

ごくわずかに狂ったとしても、耳で聞いて分かる人はどれくらいいるでしょう・・・

528ヘルツとは「一秒間に音板が528回振動していること」です。

それが「525回」に変わっても特別に訓練をした人でなければわからないでしょう。

聞き比べてみても僕は全くわかりませんでした。

ですが525回では既にソルフェジオとは言えないのではないでしょうか。

 

ソルフェジオ音階を所望されるお客様は恐らく、その響き以上にその「周波数」が重要だと思います。

 

使っている人は気づかずに信じているのだとしたら、、、その可能性に触れず販売することは「騙している」事へとつながってしまうと感じました。

作り手として、その可能性を知りながら声高に「ソルフェジオ仕上がりました~」とは抵抗があります。

 

今まで個別のお問い合わせに対して製作していましたが、その点に関しては自分でも気が回りませんでした。

 

今後の製作の可能性としては

①ほんの数ヘルツ高くした状態で一定期間保管し音を馴染ませ、最終調整をして発送。

②やはり高い状態で作り、最終的にはマグネットでお客様に調整していただく(アプリのチューナーなどをご使用いただく)。

 

以上の2点がありますが、①に関しては根本的な解決とは言えません(結局はいつか音が狂う可能性があることは変わらず)。

②に関しても1ヘルツ単位での微妙なチューニングがマグネットでできるかは音による。

 

どちらの方法にしても問題は残りそうです。

今後は未定ですが、いったんソルフェジオ音階に関しては在庫分で終了にしようと思います。

 

仕上がりもきれいに終え、自分としても残念ですが「B級品」扱いとして販売させていただきます。

その点をご承知くださる方、よろしければお求めください。

 

なお1音だけ、原因不明の「ビビリ音」が強く入ってしまったものがあります。

「ビビリ音」は個人的に好きなこともあり、「敢えて発生」させることが出来るようになっています。

ですがこのビビリ音は想定外であり、直すことが出来ません。

打楽器としては面白いのですが、やはりソルフェジオとしては失格です。

その点をご承知いただき「この音がいい」という方は、そちらをお選びください。1台のみになります。