スリットドラム4メーカー比較

プロパノータ wrote

 

人様の動画で恐縮ですが、こんな動画がありましたので。

ユーチューブ自体あまり見ないのですが、たまに見てみると際限なくなってしまいますね。。

 

手前の茶色いものは知りませんが、残りの3つは金属系スリットドラム黎明期(10年ほど前かな)から製造されています。

スリットドラムとはこのように切り込みがある打楽器の事です(木魚もそうね)。

 

白いのはミルトーン(mill tone)。塗装の種類が多く梵字がデザインされていたりと東洋のイメージを前面に押し出していた印象があります。ちなみにミルはスペイン語のミル(数字の千)からきているのでしょう。往年の大人気プロレスラー「ミル・マスカラス」と同じってことかな。綴りは正しくは「mil 」だけどきっとそうでしょう。

ちなみにミルトーンもマグネットチューニングをアピールしていたはずです。

 

でもマグネットは鉄製ならどのメーカーだろうとくっつきますけど、ステンレスでも安物で鉄成分が多ければ付くそうです。実際100均のステンレスボウルなんかはペタッと。

ミルドラム単体でしか見たことがありませんでしたが、比べてみると薄っぺらいけど意外と直径は大きそうですね。

 

右奥のグレーのブツはアルゼンチンのガーラハンド(garrahand)。

これは楽器として使うなら昔から僕が一番イイと思っているものです。

理由は音の余韻が短く「コン・コン」しているから。

通常の金属製スリットドラムは余韻が長いですからね(それが一番の特徴ですが)。

確か2つセットで販売しているんじゃないかな。最近はHPも見ていないので詳細はわかりませんが。。

ピックアップマイクも内蔵されていてチューニングも可能です。

 

一度、打楽器専門店でガーラハンドのお話しをしたときにお店の人は「生音はちょっとねぇ。。。」「マイク使用が前提だね」というようなことをおっしゃっておりました。

 

4つ並んでいると小さく見えますが、岡部さんに本物を触らせて頂いた時の僕の印象は「オッ、意外と大きいな」でした(岡部洋一さんは日本を代表するトップ・パーカッショニスト)。

素材はスチール(鉄)ではなくアルミではないかと思ったような気がしましたがどうだったっけかな。。。。。

 

日本ではほとんど取り扱いはないのかも??お店で見た記憶がない。

 

少し前に「アルゼンチン音響派」と呼ばれるミュージシャン達がよく来日していたと思いましたが、僕は見に行ったことがありません。

最近も岡部さんのお友達でもあるアルゼンチンのトップパーカッショニストのサンチャゴ・バスケスが来日していた模様。これは行きたかったけど・・・

気づいたら終わってた。

 

アルゼンチンには若かりし頃に行ったこともあり好きな国なので、いつの日か再び訪れ「やぁ、こんにちは!」とガーラハンドに押しかけたいと思ってます。

 

青いブツはハピドラム。この手のもので一番有名じゃないかな。プロパン工房にも物々交換で手に入れたハピがあります。

動画サイズのブツは恐らくすべて適当に叩く用の5音階だと思いますが(音階は複数あります)、一回り小さいブツもあり、それはドレミファソラシドになっていると思います。

 

さらに動画よりも大きなサイズがハピUFOとしてありますが、正直こちらはまったくお勧めできません(個人的意見)。

理由は音が楽器の音とは思えないからです。「グワァ~~ン」って感じ。

数を増やしたのはいいものの、単にボディを大きくして横並びに音を増やしただけとしか思えずそのチープなアイデアに呆れます。

 

ハピドラムはカラーと表面がざらざら仕上げになる塗料がどうも冴えないと思うのですが、僕の友達はそれがカッコイイと言ってました。

音はやや低めの音が入りふくよかですが「整いすぎてオモシロクナイ」という意見も工房に来た人から聞くこともあります。

これは楽器内部、上下の溶接部分を防振効果のある「ブチルゴムテープ」を貼ることで倍音が抑えられているからでしょうね。

 

4つのうちプロパノータの音はミルトーンに一番近いですね。

でもこれはどの高さの音が使われているか次第じゃないかな。。この構造の楽器はどれも美しく響くはずです(ガーラハンドを除く)。

ちなみに僕が一番気になったのは叩いている人の左の小指がピコンとなってることでした。。