プロパノータ wrote

工房について

鉄加工!

Web上で偶然見かけた円盤楽器。見たこともなければ、聞いたこともない澄んだ音色。

見た瞬間「欲しい」と思いましたが、次の瞬間には「これもボンベで作れるんじゃ。。。」
それがすべての始まりでした。

当時の私は花火会社で花火職人として働く合間に、不要となった花火の筒を利用して自作の打楽器を作ったりしていました。

 

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飛び散る火花

 

また自作打楽器のひとつとして、ツボ楽器の「ウドゥ・ドラム」を作れないかとアレコレ挑戦もしていました。

なかなか上手くいかず失敗続きでしたが、最終的にガスボンベの加工へと行き着きました。

現在、花火の打ち上げは安全面での配慮などにより、遠距離からの電気点火が主流ですが、筒の付近で火を起こし、真っ赤になるまで焼いた鉄の塊を筒に落として打ち上げる日本独自の打ち上げ方法「早打ち」というやり方もまだ残っています。

その火を起こす際に、ガスボンベや炭などが使われるので、花火会社には案外ガスボンベが多数あるのですね。

そんな感じで以前ガスボンベで「ウドゥ・ドラム」を作っていただいた鉄加工のプロ、飯塚先生のところに駆け込んだのでありました。

しかし飯塚先生も、鉄加工は専門でも音の作り方などは分からないことだらけ。。

しばらくは二人で頭を悩ませながらの試行錯誤が続きました。

 

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飯塚師匠

自立を目指して

初めて目にしてからの数年間は、会社勤めの傍らにコツコツと続けてきました。

鉄加工は全くの初めてでしたので、溶接なんかもまともに出来るようになるまで一年間ぐらいかかりました。

 

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工房@お花茶屋

 

初めはアパートの一室で

そして40歳になったのをきっかけに11年務めた花火会社を辞め、思い切ってこの楽器に専念することを決意。

「2年間は一つも売れなくてもよい」との覚悟の元、研究、試作を繰り返す日々が始まりました。

99%の人が見たこともない楽器で、知名度もまったくありません。

わずかながらに広まっているという実感はあるものの、まだまだ厳しい状況が続きますが、今後の展開への希望を失わずに、作り続ける日々です。

爆発?

ガスがなくなったからと言っていきなりボンベを加工すると爆発の恐れがあるそうです。

プロパノータでは専門の処理を施していただいたボンベを使用しています。

響かせて響かせすぎない

「音が響きすぎる。」

これは良く響くプロパノータの特色でもあります。

単体や複数の「プロパノータ」を即興的にまたは打楽器と一緒に使う場合はよく響く方がいいと思います。

しかし特定の曲を演奏する場合などはその響きが逆に問題となるかもしれません。

 

この矛盾することの解決が製作当初からの課題のひとつでした。

「プロパノータ」は解決策として、単純ですが「スイミングキャップ」をかぶせることで「ミュート効果」を引き

出し、響きを抑えることができます。(サイズ大のプロパノータには付属しません。)

同様に付属の「ミュートゴム」を使えば音が短くカットされ、あたかも電子楽器のような音が出ます。

 

工房の場所

〒125-0063 東京都葛飾区白鳥3-8-7  TEL(03)-6873-9593

 

工房は、京成本線「お花茶屋」駅から歩いて10分ほどのところです。

駅を降りるといきなり公園、見通しの良い駅前です。

町全体が静かで落ち着いた感じで、とても住みやすく感じます。

近くにお立ち寄りの際は、工房をのぞいていってください。

(定休日はございませんが、不在時も多数あります。)

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