久々の演奏でした
3連休となった10日、11日、ともに演奏する機会をいただきました。
10日は涙活朗読劇「ボクと7通の手紙」にて、開演までの何となく雰囲気を盛り上げるための即興演奏。
11日はプロパノータではなく久しぶりのジャンベ。
まず10日ですが、プロパノータの演奏自体はゆったりとした即興ですので悪くなりようがありませんね。
リズミカルに叩いて「ノリを出す」ことが求められていたわけではありませんので、ついつい叩きたくなってしまう気持ちを抑えながらの演奏でした。
朗読劇はメンバーの違うA,B,Cの各チームが演じました。
僕が見た印象ではBチームが一番良かったと思ったのですが、終演後の寸評では演出の神田さんはからは大きくダメ出し。
要するに「過剰」だったということでした。
例えば、悲しい場面で悲しさを強調しすぎ。。。そんなものは誰でもできる。ツマラン!ということですね。
僕はBチームのある役者さんの第一声がとても良く「なんかいいかも!!」と感じ、その印象が色眼鏡的になって全体的に素晴らしく見えていたようです(コレは別に悪いことではないですよ。感想ですから)。
しかし役者陣はちょっと違いますね。演出家の意図をはき違えていたということでしたから。
例えるならサッカーの試合で「守備の意識を強く持って試合に臨む」はずの試合が、何人かのキープレイヤーの力に引っ張られ「行ける!」と各プレイヤーが感じ、守備ではなく攻撃へ意識が高まってしまったような感じですかねぇ。。。
そんでもって各自が素晴らしいプレイをして、試合の主導権も握りながらも結局負けちゃった。。。監督激怒。
乗ってると感じた時はついつい「イケイケ」になりがちってことかな。もちろんそれが「吉」となることも多々あるでしょうが。
最初の何かってかなり重要ですね。
音楽でも最初の出だしや第一音で「オッ」となるか、そうでもないかはとても重要だと思いますし、それを基準にしている人も多いんじゃないでしょうか。
食いもんでもそうか。
一口目が重要だろうけど、例え「うっ、塩辛いなぁ」と思っても食べてるうちに慣れちゃうし。
第一印象、気をつけませんとな。
11日はガラリと変わってジャンベをぶっ叩きました。
これは割とご近所のデジュ吹き(ディジュリドゥ)梅原さんの奥さんが絵描きさんで、両国のギャラリーで個展を開催中なのです。
その一環でのライブパーティ。
人前でやるのは初めてという高校生バンド(梅原家の子供たち)から、いぶし銀の魅力がたまらんカッコイイおっさんバンドまでかなりの盛り上がりでした。
高校生はどこまでも青臭く、客席をまともに見られないほどでしたが、それがきっと普通じゃないの?
高校生の自分だったらステージなんかに上がることすら出来なかったでしょうな。
オッチャンたちはアウトロー的な生きざまが表情ににじみ出ているようで、ほんとうにカッコよかった。
それぞれのバンドで活躍しているオッチャンたちの寄せ集めだと言っていましたが、演奏もグイグイと惹きつけられましたよ。
ジャンベはディジュの梅原さんとエレキに交じっての演奏。
基本的に即興的セッションで音量もデカイ。
ジャンベなぞ「ひさ~~しぶり」の演奏でしたが気持ちよかったっす。
音のコントロールも思うように決まり、「ワシなかなかジャンベ上手いなぁ」と改めて納得(井の中の蛙ね)。
自画自賛もいいけんど、何にしたって好きでやってりゃ誰だって上達するわな。。。
楽しい二日間でした。