試作品

プロパノータ wrote

更新

試作品。

 

ある打楽器奏者からの依頼でいくつか実験しています。

通常製作している音階よりも高い音がご希望。

 

「ドレミファソラシド」、どの音にもチューニングは出来ますが音の高低には限界があります。

音は低い「ドレミ」から高い「ドレミ」までずっとつながって成立していますからね。

 

プロパノータのように、ボディの共鳴が音の響きに大きく関係している構造の楽器には、響きやすい音とそうでもない音が出ると言われています。

だいたいボディが大きいものは低音、逆に小さいボディは高音に向いているようです。

 

プロパノータは都合の良いことに、我々が最も親しんでいる高さの「ドレミ」が良く響きます。

しかしそれだけでは面白くないので、大きいボディを使い低い音が出るように取り組んできました。

その結果、そして現在は3オクターブ分の「ドレミ~」がラインアップとして並んでいます。

 

今回の依頼はそれよりもやや高い音。

 

コレがなかなか難しい。。。

 

高い音は単に音板の切込みが短くなるだけなんですが、しっかりとした音になるかどうかが難しい。

弱々しい音だったり、全くならなかったり。

また、作り始めた段階では期待が持てても作り進めるうちに響きが止まってしまったりするんですよね・・・・

この楽器は「素材のおかげで鳴る」部分が大半を占めるので、手を加えればどうにかなるというものではないと思うのです。

その辺りが難しいところで、いくつも作って程よいポイントを見つけていくしかないのかもしれません。

 

高音には以前も挑戦したことがありましたが、いったん断念し頭の片隅に追いやっていました。

今回の依頼で再びチャレンジしてみましたが、、、、まだダメなのか???

 

自分ができることだけの発想でやっていたら進歩がないので、こういったカスタム依頼はありがたいのですが悩みも大きいなぁ・・・

 

結局今回は依頼者様の発表の場が差し迫っており、また1オクターブ低い音を気に入ってもいただけたのでチャレンジはまた持ち越しです。

ダンスとのコラボとのことで雰囲気重視の面も鑑み、ブルーライトをブッコんでみました。なかなかエエよ。