やればカンタン鉄加工(ワークショップ)

プロパノータ wrote

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今日は久~~しぶりに「プロパノータ作りのワークショップ」。

 

ナカマさん。

 

わりとDIYには馴染みがあり「モノつくり」には興味があるそうです。

 

午後1時にお越しいただき、まずは2階で(プロパン工房は2階建て。2階はいわゆるショールームね)実際にプロパノータを叩いてみたり、どんなものを作るか検討してみたり、軽くおしゃべりをしてリラックスしたり。。。

予定作業時間はおおむね5時間。6時くらいに終了を目論んでいました。

 

結果的にだいぶ時間オーバーしてしまったのですが、その原因の一旦はすでに開始時にありました。。

ついつい話しが盛り上がり、1時間ちかく経ってしまいました。。。

ちなみに作業内容は、ボンベ表面への簡単なマーキングとポンチ打ち。作業自体はあれこれ考えなければ5分で終わる程度。

*ポンチは要するに穴を空けたい部分へ、軽く取っ掛かり印をつけるようなこと。

 

 

ナカマさん、沖縄の三線をされていて、しかも「民謡」ではなく古典演奏、つまり「琉球王国の宮廷音楽」をお稽古されているというではありませんか。

元々沖縄ご出身で、時期によってはちょくちょく沖縄に戻りお稽古をされているそうです。

 

三線は友達がやっていたり、静岡時代には一緒にバンド活動をさせていただいた石田さんが演奏していたりと馴染みがありましたが、いずれも「民謡」の分野。

春先に沖縄音階でご注文いただいた兵庫のオオヤマさんも三線コンクールで上位入賞するほどの腕前だそうですが、やはり「民謡」かな。

 

僕自身勉強不足で、「琉球宮廷音楽」自体知りませんでした。

 

「そんなのがあったんだ・・・」

 

そうだよなぁ、「琉球王国」だったんだから「王様」がいたんだなぁ。。

「宮廷音楽」は王様にお聞かせする音楽で、その役割的なものは先だってご紹介した「インド古典音楽」と相通じるものがあるようです。

 

 

と、ついついうっかり話にガッツリかぶり付いてしまいました。民謡とはだいぶ違う印象のようですね。

 

マーキングをやっと終え、いよいよ本格的に作業開始。

 

作業内容はほぼドリルでの穴あけ。

ポンチで付けた取っ掛かり部へ下穴をあけ、それからもう少し大きいドリルで穴を拡げていきます。

基本的にはコレの繰り返し。

繰り返しの作業で面白みもさほどないとは思いますので、3~4個あけてもらったらあとは、僕が続きをやっちゃうのがホントは一番理想的(0~100まで自分でやりたい人はもちろんオネガイシマス)。

早く終わればそれだけ遊べるからねぇ(笑)。。

 

 

ドリルで「目、口」が整ったら、今度は顔面の輪郭をあけていきます。

これは直接音階に関わるので、あんまり調子よくやると後で痛い目に合います。

 

  

 

今回の作業で一番のメインイベントは「溶接」でした。

今までは溶接は省いていたのですが、溶接自体上手く出来なくても、鉄がバリバリと溶けてくっついていくサマを自分でやるのは面白いんじゃないかと思い試してみました。

加えて溶接自体も滅多やたらとやる機会なんてないでしょうからね。「溶接オモロイヨ!!」

 

 

ただ問題は溶接自体は面白いかもしれませんが、溶接した部分を削って整えるのは面倒な作業。。

これは最初から僕が担当するわけです。

 

通常とはイレギュラーな作業が加わり、プラスの時間が発生しますね(追加料金などはもちろんありません)。

 

ナカマさんにも溶接面を被ってもらい「いざっ!溶接」開始。

もちろん初めてだそうで、きれいに出来た部分もあればちょっとイマイチな部分もあり全体の3割くらいをご自身で溶接してもらいました。

 

溶接跡の「削り」から「磨き」を経て、最終的にチューニング。

 

沖縄音階「ドミファソシド」の6音にチューニングします。

 

この辺りはだいぶ時間が迫っていたので、僕が引き受けてしまいました。

チューニングと言っても輪郭部の切り込みを深くするだけですので難易度が高いわけではありません。

 

ちょっとの手直しの後、チューニングも無事に終了し残りは仕上げの塗装のみ。

 

塗装をしなくても磨いた状態だと綺麗ですので、そのまま無塗装が良いという方も多いのです。

今回のナカマさんも無塗装希望。

無塗装でも錆を防ぐためにクリア塗装をしますので、手間的には変わりがありません。

ただ内部は色を塗った方が断然良いので、内部の色付けをオススメし、緑に決定。

内部の色はなかなか上手に写真が撮れないのですが、現物はもっときれいです。

  

 

最終的に予定時間を1時間30分超えてしまいました。

ご本人は楽しんでご満足していただけたようですが、この点は十分反省しないといけないと思っています。

やはり5時間くらいが程よいと思います。

 

この点は全てをお客さんの希望に合わせるのではなく「音数、音階」をこちらで決め、それに沿って最初のマーキングをしてもらうだけでも大幅な時間短縮につながります。

だいたい初めてのモノだし、当然ながら何をどうすればよいのかよく掴み切れていない部分も多いようです。

マーキング前にだいぶ迷ってしまうことが多いですからね。

もっともお越しいただき即座に「ハイッ、ではコレにマークして」じゃ、あんまりにも世知辛いでのぅ。。。

 

本当は日時などもこちらで指定し、定期的に開催するほうが何かと良いとは思うのですが、まぁそこまでの需要は今のところないんじゃないかな。。。そもそも自分がそこまでマメに開催できるかチト不安あり。。。

ワークショップの魅力には、知らない人と何かをする楽しみなども含まれますからね(多くて3人までしかできませんが)。

 

いずれにしましても、木工などに比べちょっと敷居が高いと思われている「鉄加工」。

実際にやってみると、そんなにハードではないと思います。

バリバリと鉄を溶かしていく溶接なんかは、特に気持ちいいですよ!

 

ちなみに今までの最年少チェレンジャーは当時小学校4年生のモモちゃん(お父さんと一緒にやりました)。

 

もちろん「溶接だけやらせて」なんてご要望はお断り。

そんなことを頼んでもいいのは友達くらいなもんですよ。